御挨拶
以前勤めていた設計事務所で約30年間、鉄骨工場建築に携わってきました。そこでは工場設計技術はもちろん、機能的で経済的な設計思想を十二分に学習して来ました。その反面、紙で工作するように切ったり貼ったり、その形状を自由に変える事ができる鉄を、『もっと自由に使う事が出来ないか』と言う思い、そして街中に建つデザイン性が求められる商業施設や事務所建築に『工場設計技術をうまく融合出来ないだろうか』と言う思いから自らの設計事務所を立ち上げるに至りました。
工場建築で学んできた無駄のない構造計画はそのままに、どれだけ大胆にそして繊細な鉄骨建築にチャレンジ出来るか夢は膨らみます。資源のリサイクル性や構造計画の自由度からも、鉄骨建築の需要はこれからも続くだろうと考えています。そして、鉄骨とは相反する性格ではありますが、木造建築物がもつ『癒しの力』にも大きな可能性が秘められています。学校や体育館などの大規模建築物の木造化も、構造設計の手法が規格化・汎用化される事で、増えていく事を願わずにはいられません。木のもつ魅力を最大限発揮できる木造建築物を建てる事も今後の目標のひとつです。人それぞれ多種多様に好みがあり、益々選択肢が増えて続けている昨今、私どもの会社にも必ずお役に立てる事があると信じております。
代表社員 岡崎 光輝
